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《饿沙罗鬼》第15话 閾(しきみ)

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ユウシロウとミハルは、豪和と因縁の深い古の土地「渡辺の地」に到着する。2人が朽ちた御堂を見つけて中に入ると、2人のことを待っていたという老人が声をかけてきた。老人に促され、ユウシロウとミハルが古びた荒神の木像に触れた瞬間、2人の精神は前世で生きていた平安時代へとトリップする。平安の世、傀儡子の一族「渡辺党」は朝廷のために影で働き続けてきた。しかし、安定した世の中が続くと強大な力は逆に危険視され、渡辺党は朝廷から「骨嵬」を引き渡すよう言い渡される。それが発端となり、渡辺党の内部で朝廷に従おうとする「渡辺競」と、反旗を翻そうとする「渡辺鋼」が対立。両者は古来からの神事に則り、互いの骨嵬を決闘させることになった。競側の「嵬」として骨嵬に乗り込んだ憂四郎は、綱側の骨嵬と戦う。しかし相手の嵬「美晴」の姿を確認すると、憂四郎は突然戦闘を放棄。憂四郎が神事を破ったことにより競は鋼に殺され、鋼が一族の党首に就任する。渡辺党の実権を握った綱は、一族の力を糾合して朝廷と戦う姿勢を鮮明にし、数の不利を補うため骨嵬を戦に用いることを表明する。憂四郎と美晴はお互いに惹かれながらも、自分たちが神事を破ったことで戦いが起きようとしていることに苦しむ。

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