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《秘密 ~The Revelation~》第7话 看不見的臉

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資産数兆円といわれる航空会社会長・荻島茂の自宅で、タバコの火の不始末が原因とみられる火災が発生。消防は、現場で一酸化酸素中毒が原因と見られる荻島の死体を発見した。だが、その顔に鋭い刃物による切り傷があったことから、警察庁は、第九に荻島の脳のMRI捜査を命じた。死亡する直前の荻島の視線を追った青木、天地、小野木田らは、寝室の棚にある模型飛行機を触った荻島が、“全財産を沖名潤に渡す”と記した自分の遺言状を見るのを確認。その後、睡眠導入剤を飲んだ荻島は、吸っていた葉巻を灰皿に置いたまま眠りに就いていた。独断専行のワンマンとして知られる荻島は、妻・聡子、正利、由里子という2人の子供との四人暮らし。だが、荻島の視線を調べた第九の面々は、よほどの人間嫌いなのか、家族を含めた全ての人間の顔がのっぺらぼうになっていることに気付き、ア然となった。荻島が自殺をほのめかしていたという正利。単なる不注意に違いないという聡子。荻島の死因は、家族の中でも意見が分かれた。遺言状に名前があった沖名潤は、母・沙耶子がスナック勤めをしている14歳の女のコだった。沙耶子と潤は、荻島とは面識がないと言う。また、荻島が仕事の合い間に、ふらりと川沿いの場所を散歩していたことも判明。さらに、会社の経営を巡って正利と対立していた荻島が、遺産を家族に渡さないと常々公言していたことも明らかになった。裁判所がMRI捜査で明らかになった遺言状を有効とする判断を下す中、薪は、潤にある頼みごとをした。それは、資料と荻島の記憶を元に、その散歩道を実際に歩いてもらうこと。まもなく、潤を地図に沿って歩かせた第九の面々は、意外な犯人と、荻島と潤の思わぬ接点に気付いて――。

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