『佐木咲』

本作の一人目の彼女。直也の隣家に住む幼なじみでクラスメート。親しい友人からは「サキサキ」の愛称で呼ばれる。両親との仲はよく、直也との同居生活も認められているが、「姓と名前が一緒なら可愛いかな」という安易な発想で「咲」と名付けたことは複雑に思っている。

直也とは幼少期から両思いであったが、強引すぎることと告白が重すぎるという理由から、高校に進学するまでは交際を断っていた。当初は直也の非常識な二股交際案に反対するが、自身も渚の容姿と気立てのよさに惹かれたため、しぶしぶながら二股と同居生活を了承する。ヒロインのなかでは胸が小さく貧相な体型だが、二股を周囲に漏らそうとした直也を力づくでねじ伏せるなど身体能力は高く、学校ではバスケットボール部に所属している。

性的な事柄には恥じらいを見せつつも耳年増な面をもつ。家事が苦手なことに劣等感を抱いており、家事スキルが高い渚に直也を取られるかもしれないという危機感から、直也に色仕掛けで迫るなど強硬手段に出ることもある。早起きが大の苦手で、早朝アルバイトを始めた直也に弁当作りと見送りをする渚に出し抜かれたりする。自分にはない抜群のプロポーションで直也を誘惑しようとするミリカに対しては、「クソ巨乳」と罵倒し強い敵意と警戒心を向ける。