むかしむかし。
ある国のある地方に、ピーナッツ畑に囲まれたお城「あしたの城(じょう)」があった。
そこの18歳になる姫ぎみは世間には美しいと評判だが、実は昼間から酒をくらうようなちんちくりんのアバズレだった。
それでも人並みに結婚願望がある姫様は自分をかなり美化した肖像画を描かせ、世の中にアピールする。
これにまんまと引っかかったのが、七つの山、七つの谷を超えた所にある「悪魔城」の主の悪魔。
悪魔は、使い魔のコーモリが持ってきた、実は偽りの情報に踊らされ、姫君との結婚に乗り出すが。
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